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できない子はできない

塾で指導者として触れてはいけないことかもしれませんが、能力的に勉強ができない人(子どもだけでなく大人も)はいます。

毎日本気で3時間以上勉強をしているのに平均点以上を取ることができない子も現実にいます。

そのような子に対して「がんばればできる」という大嘘はつけません。

親が子を思う気持ちは分かりますし、できないと分かっていてもなんとかできるようにさせようとすることは否定しません。

しかし、努力でどうにもならないことが分かっているのに努力をさせることは子供を不幸にすることだと私は思っています。

私の塾では子供たちの成績を伸ばすためにできる限りのフォローをしていますが、指導をしていて「この子は伸びない可能性が高い」と感じた子の実力テストは100%の確率で偏差値50以上を取ることができていません。

塾講師をしていていると「この子は勉強をしていないからできないだけ」なのか「努力をしても人並みにはできない可能性が高い」と経験的に分かるのです。

もちろん、勝手な思い込みで「できない」と思うことはしていません。

脳科学的に良いと言われている勉強法はすべて把握していますし、人によって合う勉強法合わない勉強法があるということも理解しています。

「できない可能性が高い」と思われた子にも、あの手この手で工夫をします。

それでも、できない子はできません。

定期テストではそれなりに点数を取れるようになる子(暗記ならできる子)はいますが、私が「この子の成績を伸ばすのは難しいかも」と思った子が実力テストで点数が取れるようになることはないのです。

学校の勉強ができないのであれば、学校の勉強以外の部分でできることを探すべきです。